トルコスキーの憂鬱
先日、3泊6日のトルコ 一人 兼 個人旅行 から
無事に生還いたしました。
ひとりだから誰にも気兼ねせず存分に写真を撮れるぞーヽ(°∀°)ノ
と思っていたのですが、
実際は全然撮らずに帰ってきてしまいました。
カメラの液晶に映る景色に 実物の良さが全然残っていなかった
というのもありますが、
写真を撮ることで その空間から自分で自分を切り離してしまう感じがして
なんだかカメラを構えることに抵抗を感じてしまった
というのが 主でした。(´・ω・`)
私って小難しいひとっ
前回のトルコ旅行は団体ツアーだったので
旅行中はほとんどバスの中に缶詰で、
バスを降りても 日本人観光客と 日本人添乗員と 日本語の喋れる現地ガイドと ずっと一緒で、
日本語の喋れる店員のいるお土産物屋に連れて行かれる以外は
トルコの人と接触する機会がほとんどありませんでした。
ひとりでポンとトルコに上陸して痛感したのが、
本当に本当にトルコの人達は親切ということなのです。
街中でキョロキョロしてると だいたい近くの人が
"Can I help you?" って声をかけてくれます。
中には悪い客引きもいるので要注意ですが、
だいたいの人は本当に案内してくれるだけです。しかも一緒に行ってくれたり なのです。
私の持って行ったガイドブックは
昨年6月にトルコツアーに参加する時、購入したもので
2007年版でした。
日本では需要が少ないのか、2007年版が当時の最新版でした。
ガイドブックには公共交通機関の利用法として
デポジット式のプリペイドカードが紹介されていましたが、
これは新式のカードに移行してしまい、販売されていませんでした。
新しいカードはデポジットでなく、価格はランチ1回分くらいで
旅行者が買うのは損だと言われました。
ということで この新カードを買いませんでした。
が、問題が起きたのです。
近くにいた人にベイレルベイ宮殿への行き方を尋ねたら「バスで」と言われ
ひょいと乗りました。
旅の指差しトルコ語帳で「ベイレルベイに着いたら教えて下さい」と近くの席の人にお願いし、
やれやれ一安心 と思ったら、私
お金を払っていなかったのです。
トルコのバスは現金で運賃が払えません。
どうしよう~\(゜ロ\)(/ロ゜)/ って慌てたら、
周りの人が だいじょうぶだいじょうぶ ってたぶん言ってくれて、
隣の人がひょい っと自分のプリペイドカードで ピピッと支払ってくれました。
「ありがとうございます!」 と言ってお金を払おうとしたけれど
受け取られませんでした。
そうこうしているうちに 目的地が近付いて、
周りに座ってた人みんなで 「ここ! ここ!!」 「ベイレルベイ!!!」 って
ものすごい勢いで教えてくれて、
不思議な結束を得た乗客のみなさまに見送られながらバスを降りたのでした。
次に道を尋ねる時は、声をかける前にガイドブックを読みなおしました。
道でチラシ配りしてた女の子に広場への行き方を尋ねると、
"I can't speak English..." と言って、
通りすがりの女の子を 「あなた英語できる?」とひきとめて
2人がかりで助けてくれました。
このたびも「バスで」 という答えで、
「でもカード持ってないんです…」 と言うと、
「大丈夫。一緒に行こう」 とバス亭まで連れてきてくれて
バスの乗車口で自分のカードをピピッとかざして、
なんと私の運賃を支払ってくれたのです。
この時もお金を返そうとしたけれど、受け取らないまま「じゃあね」と
2人して楽しそうに行ってしまいました。
ガイドブックには バスに乗る際はプリペイドカードか
バスターミナルでバス乗車チケットを購入するように と書かれていたのですが、
実はバス乗車チケットも既に廃止されていたのだと、後で知りました。
私、日本で外国人旅行者に道を訊かれても
連れていったり、運賃を払ってあげたりしてこなかったけれども
これからは自分がされた親切を返していかなきゃな。。 と思いました。
という2度にわたるバス事件を始め、
テレフォンカードを買える場所を探していたら
携帯電話を貸してくれて しかも返す時お金を払おうとしたけど
やっぱり受け取らないまま行ってしまった とか、
日本語イヤホンガイドを借りる時にパスポートの原本を預けるように言われ
コピーしか持ち歩いていないから これで許して! と
コピーとクレジットカードを差し出したら、
カードがないと買い物に困らない? 本当に大丈夫?? と心配してくれた とか、
なんだかんだ親切なのです。
イスタンブールには旅行者も多いけど 猫もたくさんいます。
どの猫も人間に慣れていて、日本の猫のように近付いても逃げないどころか
猫から近付いてきたり、雑踏の中でじっと座って食べ物屋さんを見上げてたり
あまり人間に怯えません。
ちなみに野良犬も ちらほらいます。
街のオシャレな喫茶店のテラス席に座ったら、
脇に飾られてる鉢植えからトマトが生えてました。
他のどの鉢植えを見てもトマトが生えている鉢植えはなかったので、
たぶんその席に座ったお客さんの誰かがこぼしたトマトの種から
勝手に生えたっぽいのです。
オシャレな喫茶店の鉢植えから 勝手に生えて、
支えの棒もつけてもらって赤い実をつけてるトマトを見て
いい国だなぁ と思いました。
日本は経済的に豊かな国なのに
飼い主のいない犬猫は捕まって殺されたり
鉢植えから勝手に生えた草木は引っこ抜かれたりするのが当たり前だけれど、
損とか得とか きっと考えないで
自分のできることを ぽろっと他者に分けられる国民性なんだろうと
私は勝手に考えてます。
この国に住んだら、私もいいひとになれそうです(*ノ ノ*)
それを実証してるのかどうか分かりませんが、
外国人にも助けられました。
行きの飛行機の中で 隣の席になったオランダ人
だけれどトルコ人の女性と結婚して1年前からトルコに住んでるトルコ国籍のおじいちゃん は、
飛行機の中で ちょっとお喋りしただけなのに
入国審査のイミグランツと国民の分岐点で「ありがとう~さようなら~」と別れた後、
長蛇の外国人の列の最後に並んだ私のところに くるっと戻ってきて
「自分の孫だということにするから、一緒においで」 と
ガラ空きのトルコ国民の入国審査に連れて行ってくれました。
ちょっと揉めたけど、なんと通っちゃいました。
おじいちゃん曰く、審査官の上司がすぐ後ろにいたから客とトラブルになりたくなかったんだろう
とのことでした。
あと、夜ごはんを買いに行こうと夜道を歩いていたら
「さっき、そこでエジプシャンバザールへの道を教えてもらってるのが聞こえたんだけど、
私たちもこれから同じ方向に行くから、途中までだけど一緒に行かない?」
と後ろから中国人の女の子に英語で話しかけられました。
彼女は彼氏を思しき中国人の男の子と一緒にいて、
英語がうまいので アメリカ人? と尋ねると
今はアメリカの大学に通っていてイスタンブールは研究できたけど明日には帰るとのこと。
エジプシャンバザールは買い物で行くのか確認されて、
食べ物を買いに、と答えると
あそこはもう閉まっちゃったから心配したけど、食べ物ならきっと大丈夫
と教えてくれました。
途中まで一緒で、別れる時も「この道をまっすぐ行くとモスクがあって、そのすぐ近くだから」
と道まで教えてくれました。
ハートウォーミングなトルコ旅行、第3回目もなきにしもあらずかもです★
トルコスキーは憂鬱
昨年のトルコ旅行で連れて行かれたお土産物屋のひとつに
忘れられない店員さんがいました。
そのお店は革製品のお店で、特に革のお洋服が豊富でした。
ランウェイのある部屋に団体客をぐるっと座らせて、
見目の良い店員さん達がモデルさながらにお店の商品をくるくる着替えて歩いて
ファッションショーをするのです。
ショーの後、売り場に案内されて
商品を手に取ったり試着したり、買ったりする他の団体客を見てたら
背の高い男性店員が「トルコはどうですか」と日本語で話しかけてきて
トルコはすごく面白い
けれど、他の客がトルコの文化や遺産に何も関心がなくて
トルコに来なければいいのに、と思うけれど
この人たちが買い物するお金でトルコが豊かになるから、
しかたがない
みたいなことを言ったら俄然、興味を持たれたようで
しばらく 私が服を吟味しているふりをしながら2人でお喋りをしました。
その人は27~28歳で
日本に6~8年くらい働きに来ていたことがあり
土木現場の作業員をしばらくした後、免許を取って深夜トラックの運転手になり
日本語がうまくなってからは飲食店で働いたけれども
労働ビザが切れていたし、日本の景気も悪くなったので帰国して
今は日本語が喋れるから、このお店に雇われた
ということでした。
私はその時 首に巻いていた黄色い布について
サフランボルという町で3リラ(1リラ80円弱でした)で買ったけれども
それが相場かどうか気になっていたので彼に尋ねたら
どうやら無難な値段らしいのですが、
日本だったら100円ショップで買えそう
たしかに…
なんて話をし、
なんで買ったの? と訊かれて
アクセサリーをつけてくると狙われるから、
アクセサリーの代わりにスカーフを巻いてこようと思ったんだけれども
家に忘れてきてしまったので、仕方なく買いました
と言ったら、それは賢い と誉められました。
実際、ツアーの客の中には50万円のペンダントを経由国のカタールでなくした女性がいました。
盗まれた腹いせに、ツアーで連行されたトルコ石のお店で100万円のトルコ石のペンダントを買っていました。。
そして、
出逢った場所がこの店の中でなければ、お茶に誘いたかった
けれども、縁があればまた会えるでしょう
と言って、お別れしました。
通りすがりの土産物屋でも ツアーで連れて行かれたトルコ石屋でも
すぐに連絡先を知りたがってアドレスを教えたり教えられたりして、
連絡先を交換しなかったのは彼だけでした。
そのせいなのか、ずぅっと彼のことが忘れられません。
その革製品のお店はイスタンブールから十数時間かかる周遊ツアーの中途にあるお店なので
個人旅行で到達するのは相当難儀です。
ところが、
明日こそはお土産を買わなければ…(‐_‐;)
と、最後の夜にホテルでガイドブックの土産物コーナーを読み返していたら、
彼のいたお店のイスタンブール店が紹介されているのに気がつきました。
夜遅い時間だったので、翌朝 電話して日本語のできるスタッフに代わってもらい、
行き方を尋ねました。
彼女は「お客様、車で迎えに行きます」と言ってくれました。
懐かしくてお店を見たいだけだから、買い物はしないので
申し訳ないから自分で行きます
と言ったけれども、それでもかまわないと言ってくれて、
最寄り駅まで自分で行くので、駅まで別のスタッフに迎えにきてもらう
という約束をしました。
約束の時間を少し遅れて駅に着いたけれども
それらしい人はいませんでした。
お店に電話すると、送迎スタッフに連絡をとってくれましたが
それでも会えません。
30分ほど待ったところで空港に行かなければならない時間となり、
その旨お店に電話して電車に乗りました。
お店の人は、
迎えのスタッフが同じ名前の別の駅に迎えに行ってしまったようなので
あと5分で着くけれど、14時フライトなら仕方がないので
スタッフには帰るように伝える
と言っていました。
迎えに来てくれたのにごめんなさい、と謝って
携帯を貸してくれた近くの人にもお礼を言って(やっぱりお金は受け取られませんでした
ションボリ電車に乗ったのでした。。






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